ペットを扱う仕事の現実(1)
ペットとしての犬は、人に一番近く忠誠心も強いため、あらゆる分野で人と共に生きてきました。
それは「仕事」にも反映され、今や、犬と一緒に働くことも、珍しいことではありません。
中には、希薄な「人間関係のコミュニケーション」からの逃げ道として、ペットを扱う仕事を選択する人も居るそうです。
しかし、ペットを扱う仕事にも、人間関係はあります!
実際に手を掛け、扱うのはペットだとしても、お金を払うのは人間なのです(汗)
ここでは、「犬を扱う仕事の現実」という点にスポットを当て、お話したいと思います。
今や、少子化の問題も後押ししてか、子供の数よりペットの数が多い時代。
飼育率は、これからも上昇の一途を辿るでしょう。
さらに、その種類も、多種多様です。
犬や猫に限らず、猿やフェレット、中には爬虫類や昆虫、月日と共に巨大化する危険生物なども含まれます。
目先の物欲だけで購入を決めると、後から後悔し、結局は飼いきれず、棄ててしまうという事例がいくつもあります。
販売側としては、いくらブームで需要があるからと言っても、将来的な飼い方や危険性などをきちんと買い手に理解してもらうことが重要です。
ペットを扱う仕事の現実(2)
ペットを扱う仕事の定着率は、意外に少ないです!
誰しもが最初は、「動物といつも一緒に居られる仕事なんて、最高!」と勢い込んで就職します。
しかし、1年、2年と月日が流れると、だんだん「現実」が見えてきます。
ペットを扱う仕事は、はた目から見ているほど、易しくも楽しくもありません。
毎日の作業は単調で、見習いの内は、ペットのお世話のみに明け暮れます。
相手は動物なので、扱い方を間違えれば怪我もします。
その上、見習い期間を経て、独立でもすれば違うかもしれませんが、給料は驚くほど安いです。
(月に5万円も貰えれば良い方だと思います)
ショップによっては、授業料を払わなければならない所もあるそうです。
さらに、ペットを扱う仕事に休みはありません。
見習いで働いている時は、交代で休みもあるでしょう。
しかし、独立している、もしくは、自分の担当するペットが決まっている場合は、休みの日でも、ショップに行かなければなりません。
犬はロボットではありませんから、毎日のご飯と散歩は、絶対にサボれません。
そうすると、ゆっくり出来る時間は限られてしまいます。
自分の犬として飼っているなら、まだしも、いつか売れて、人の手に渡る犬を心情を挟まずに、どれだけ真摯にお世話出来るでしょうか・・・?
独立したとしても、商売が軌道に乗るまでには、相当な時間が掛かります。
餌代が嵩むと、プロのブリーダーが数十匹の子犬を川に捨てたのは、実際にあった話です。
離職する理由は、人それぞれです。
自由な時間が取れない、給料が安い、犬に情が湧いて別れるのがつらくなる、など悩みも様々です。
好きだから、というだけでは出来ない「現実」が、そこにはあるのです。