使役犬一覧
病気や事故で、もともと身体の自由がきかない人や、身体が不自由になってしまった人のために、手助けをする訓練犬。
このような犬を「使役犬」といい、人間のために働く犬の事を指します。
ここでは、「人と共に生き、人と共に歩くパートナーとしての犬」の紹介をしたいと思います。
犬と人では、出来ることにももちろん限りがありますが、一生懸命、甲斐甲斐しくお世話する犬の姿に、元気づけられる人も多いのです。
ここでは、そんな「使役犬」について、紹介したいと思います。
盲導犬
目の見えない人の代わりに、犬がパートナーの「目」になります。
盲導犬になる犬は、性格が穏やかな子が望ましいので、犬種に決まりはありませんが、大人しいメスのラブラドールが好まれるようです。
また、大きな音や騒がしい場所を嫌わないようにする訓練も必要なため、落ち着きのある犬が望ましいと言えます。
訓練としては、わざと車にぶつけて車の怖さを教えたり、実際に道路を歩き、階段の手前で止まって、危険な個所だとパートナーに教える訓練、などを徹底して教えます。
聴導犬
あまり聞きなれない人も多いかと思います。
盲導犬と似ていますが、こちらは耳の不自由な人のために、音を知らせる、いわば「耳」の代わりをする犬です。
こちらも性格は穏やかな方が母性本能も強く、人を助けるのに向いているため、ラブラドールが好まれるようです。
では、どんな音をパートナーに教えるかというと、寝ている時に警報機が鳴ったときや危険が近づいているとき、瞬時に音を聞きわけ、パートナーに避難を促します。
また、来客や、ファックスが届いたとき、目覚まし音や料理時のタイマー、ガスのアラームなども聞き分けるように訓練します。
音によって、パートナーに分かりやすく知らせるために、独自にしぐさを変えて、サインを出す、優秀な犬もいるようです。
パートナーとの信頼関係の絆が、しっかり出来ている証でしょう。(使役犬の鏡です!)
介助犬
身体の自由がきかない人のために、新聞や電話を持ってくる、落としたものを拾う、冷蔵庫や玄関の戸を開ける、電気のスイッチの入切、ペットボトルやおにぎりの封を切る、車いすをけん引するなど、パートナーの代わりに、「行動」する事を目的にした訓練を施します。
あくまで、パートナーを助けることが目的ですから、パートナーからお菓子を横取りして食べてしまう、など、誘惑に負けない心を育むことも、訓練には必要です(笑)
中には、飼い主のテンカンを予測し、転倒を防ぐ役目を担う犬もいます。
飼い主と飼い犬の絆と、優しい「愛」を感じますね・・・。
※これらの犬は、申し込んでも、必ず支援が受けられるわけではありません。
犬とパートナーの相性もあるため、まずは相性の合う犬と出会うことが先決になります。
セラピードッグ
犬種も歳も関係なく、特別な訓練を必要としません。
というのも、このセラピードッグ、訓練犬というより、普通の「心優しい犬」です(苦笑)
動物を撫でたり、動物と触れ合うだけで、人の心を癒し、和ませる力があるという観点から、「医療機関のセラピー効果」を狙ってのリラックス方法だと言えます。
目的から分かるように、性格が穏やかで優しいことが必須条件になります。
多くの機関では、捨て犬や捨て猫を譲り受けて、老人ホームや施設などを慰問するという形で行われているようです。
※団体によっては、ウサギやヒヨコなどを導入している所もあるようです。